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「第3の選択」 

(本投稿は当初内容にいくつか誤りがあったため、1月27日に再編集した物です。ご了承下さい。)

日本語で書く自由を取り戻したところで、いきなりシリアスな話題からいってみたいと思います。

年末年始に日本に一時帰国した時、地球温暖化をシリアスに取り上げた番組を多く目撃した。こちら英国でも、新聞に目を通せば温暖化についての記事がほぼ毎日どこかに載っていて、一面で大きく取り上げられる事も多い。近年温暖化による影響が世界各地で加速度的に見られるようになり、各メディアで大きく騒がれるようになったようだ。日英を比較してみると、英国のメディアの方がより多様な切り口からその問題を取り上げている気がする。

地球温暖化についてはかなり昔から警鐘が鳴らされていたが、人間は結局のところ目に見える現象が実際に起きないことには危機感を持って対応出来ないのか、というのが私の最近の印象だ。

私が地球温暖化について知ったのは、もう30年近く前の事になる。テレビの特番で放送された「第3の選択」という番組で、気候変動により近い将来地球上には人間は住めなくなる恐れがある、というショッキングな内容であった。私は小学生ながらにも、深い絶望を覚えた記憶がある。私の地球環境に対する意識は、この番組が原点だった。

今回の一時帰国中に、何とこの番組についてある特番で紹介されていた。私の記憶からは消え去っていたが、この番組は英国のテレビ局によって制作され、当時1977年に各地で有能な科学者達の失踪が相次いでいたミステリーを追う、というのが番組のそもそもの主題であったのだ。ところが、この番組は大反響を呼んだ物の、のちに実はエイプリールフールに制作されたジョークであったことが明かされたと言うのだ。

そのことを30年目にして知った私は驚いた。しかし、実際その番組では地球温暖化や温室効果のメカニズム、またその他起こりうる異常現象について詳しく説明されていたのだ。番組そのものはジョークだったとは言え、そのような現象が30年経った今現実に私たちの生活を脅かし始めているのである。

嗚呼、この30年間というもの、私たち人類は一体何をやって来たのだろうか? 30年前に戻る事が出来たなら・・・と、切なくなってしまうが、後悔していても仕方が無い。今から出来る事を最大限努力するしかないのだ。

ちなみにその番組において、地球の気候変動への最終手段として秘密会議で採択された「第3の選択」とは、火星への移住計画であった。地球環境の悪化は不可避で、地球では人間は暮らして行けなくなると結論づけたのだ。「なんてくだらないジョークだったんだ!」と、笑って済ませる日はいつか来るのだろうか・・・・・

(原文:日本語)

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